今はマイナス金利政策がひかれ金利上でも制度上でも住宅ローンに追い風です。
これまでの金利推移
このグラフがこれまでの住宅ローン金利の推移です。
出典:住宅金融支援機構
バブルに熱狂していたころの金利は一時期8%を超えていますが多くの期間で変動金利は3%以下で推移しています。
2009年以降大きな変動もなく低金利が継続していますので直近で大きく変動する可能性は低いと考えます。
今の固定金利を超えるような変動もないので変動金利を選ぶ人が多いのも納得です。
マンション注文住宅の平均購入額
各地区の購入価格の平均はこちらです。
全国平均 | 注文住宅 | 新築マンション |
購入資金 | 4039万円 | 4348万円 |
首都圏 | 注文住宅 | 新築マンション |
購入資金 | 4718万円 | 4787万円 |
近畿圏 | 注文住宅 | 新築マンション |
購入資金 | 4149万円 | 4099万円 |
首都圏の住宅、マンション価格が年々上昇傾向にあります。プチバブルといったところでしょうか。
その根底としてマイナス金利政策による借入金利の低下があります。
1%の金利だったものが0.5%まで下がると実質0.5%分のお金が浮いてきますので、その分高い物件が買えます。
また、ローン残債の還付制度もありますのでさらに購入の後押しになっています。(詳細は次項目)
この結果から、いかに低金利でメリットを受けながら借りるかが重要です。
借りるほど得なマイナス金利
住宅ローン減税が行われていますので理論上借りれば借りるほど得をします。
・ローン残債の還付
2020年中の入居で年末時点のローン残債の1%が控除される。2000万なら20万控除、4000万なら40万控除ですので借りるほど得します。
その期間が通常10年ですが2020年中の入居だと13年に延びます。
※5/15時点で2020年9月末まで建売11月末までの契約で2021年入居でもOK
この効果を最大限に活用するためには
1.繰り上げ返済は控除期間終了後に行う
2.頭金は最低限
とすることですが自分の返済能力等と相談したほうがいいかと思います。
頭金を少なくするとトータルの返済金額が多くなる可能性もあります。
・住宅ローンは保険付き
住宅ローンには団信保険がついてきます。
通常の保険は年齢が上がるほど保険料も上がりますが団信は年齢による上昇はありません。
家族には最低限住む家を確保できればいいと考えれば他の生命保険はいりませんので保険料が浮いてきます。
・インフレ時にはかなりお得に
今はデフレですが、インフレになるとお金の価値は減少します。
50円で買えていたガリガリ君が100円になったらお金の価値は半分になっています。
自分の給料が20万円から40万円になっても、月々の返済額が10万円なら負担は50%から25%に減ることになります。
ローンというものはインフレ時に対応が難しい商品ということです。
ただ、条件があり『変動金利』ではインフレするごとに金利が上がりますので意味がないです。
『固定金利』のみインフレ時に効力を発揮します。
まとめ
・住宅ローン減税があるので多めに借りるほど得
・死んだらローンもなくなるので家族の備えにもなる
理論的には得ですが多く借りることにはリスクもあります。
病気になって働けなくなったら、リストラにあったら、親の介護が必要になったら?
何事にも加減がありますので、自分で判断せずプロのファイナンシャルプランナーに相談するのが賢明ですね。
私も相談し、リスクも納得して住宅ローンに判断を下しました。
\ファイナンシャルプランナーについてはこの記事で/