注文住宅での悩みフローリング。
フローリング選びは、家の大きな部分を占める顔&肌触りの心地よさに直結する大事な要素。
無垢フローリングにするか、ベニヤなどの木材を重ね合わせた複層フローリングにするか。
一般的に賃貸などでは複層フローリングを使用されています。
しかし、せっかくの注文住宅。
無垢材に憧れる気持ちもすごくわかります。
ただ、子供がいる家庭は注意!!
今回は、子育て世代からみた無垢材のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
我が家のフローリング仕様
我が家のフローリングは、トイレと脱衣所を除いて全てカバの無垢材です。
キッチンも洗面所も全て無垢。
カバ無垢特徴
- 無垢材にしては硬く傷つきにくい
- 緻密な木肌で美しい
- 肌触りが良い
なぜフローリングを無垢にしたか?
それはアルネットホームの標準仕様が無垢材だったからです。
アルネットホームの住宅展示場のモデルハウスは全て無垢フローリング。
ある日のこと子供たちは、転倒防止のため靴下を脱いでモデルハウスの中で遊んでいました。
打ち合わせも終わり、賃貸の家に帰ったときに一言
「足がベタベタする」
汗で気持ち悪いのかと思いましたが・・・
「お家屋さんの床はすべすべだった」
子供たちは無垢フローリングのよさに触れてしまっていたのです・・・
次の打ち合わせのとき、私も裸足で無垢フローリングを歩かせてもらいました。
このときに家を建てるなら無垢フローリングと決めました。
無垢フローリングのメリット
裸足✖︎無垢が最強
無垢フローリングと素足の掛け合わせは最強です。
スベスベでサラサラ。
肌触りがとてつもなく良い。
特に我が家で採用した「カバ」
この木材は、アイスのスティックにも使われる素材です。
アイスのスティックは口の中に入れるもので舌に絶対にあたるもの。
舌は触覚の中でもかなり敏感。
カバは舌触りもいいのでアイスのスティックに起用されています。
舌触りがいいものは肌触りもいいに決まっています。
傷の修復
無垢フローリングは複層フローリングと違い簡単に傷の修復ができます。
限度はありますが・・・
凹みを修復する方法
おもちゃやリモコンなどを落としたり、重いものをのせ凹んでしまうことは多々あります。
凹みが浅いものであれば修復可能です。
- 凹み箇所に水垂らしを含ませる
- 布をあてて5〜10秒ほどアイロンをかける
- 2回繰り返す
この方法でほとんど気にならなくなるくらいまでは修復可能。
傷の修復方法
凹みと同じくらい多い傷。
子供がいる家庭では物を落とすことが頻繁にありますので気になります。
無垢フローリングであれば簡単に修復することが可能。
- 目の細かいサンドペーパーで木目方向に削る
- 普段使っているオイルなどで仕上げする
無垢材は傷つきやすいですが、修復もしやすいのです。
複層フローリングは逆で、傷はつきにくく修復はできません。
冬でもヒヤっとしない
冬ベッドから起きてフローリングがヒヤッと感じたことありませんか?
無垢材は、冬でもヒヤッとせず温もりを感じます。
無垢材は1枚板のため、木の間に空気層が含まれます。
木の間の空気層が、冷えの伝わり方をやわらげてくれるのです。
杉などの柔らかい(空気層が多い)木ほど効果が高い。
無垢フローリングのデメリット
転びやすい
無垢材はスベスベして気持ちいい。
しかし、スベスベしているからこそ滑りやすく危険です。
靴下やスリッパなどを日常的に使っている人は注意が必要。
特に子供は、走り回ることが多くよく転びます。
傷がつきやすい
無垢材は傷がつきやすい。
複層フローリングなら全然平気な衝撃でも傷がつきます。
こんな傷が・・・
遠くから見ると全然わからないですが、目をこらすと気づきます。
リモコンをソファーから落とした、スマホを落としたでも凹みや傷ができる。
しかし、無垢は簡単な傷や凹みであれば、直すことも可能。
無垢フローリングのは経年劣化でいい味を出すことも特徴の一つです。
傷があっても無垢フローリングであれば、大きく気になることはありません。
無垢フローリングを使ってみて
我が家ではカバの無垢フローリングを導入しています。
当初は子供がいるからと傷がつきにくい複層フローリングにする予定でした。
しかし、住み始めた今では無垢フローリングにしてよかったと思っています。
理由は2点
・サラサラで夏でも快適
・子供が家を大好きに
サラサラで夏も快適
夏は暑く汗をかきやすく、フローリングもベタベタしがちです。
でも、無垢フローリングであればいつもサラサラ。
フローリングのべたつきは複層フローリングを使っていると気がつきにくい。
無垢フローリングを経験するとサラサラ具合に感動して、複層フローリングでは満足できなくなります。
子供が家を大好きに
マンションに住んでいた時代は、子供たちは家に愛着を持っていませんでした。
家が嫌いで、公園をせがまれたり、買い物をせがまれたり・・・
どこかに出かけてストレスを発散させる必要が・・・
外出ってお金がかかるんですよね・・・
新居に引っ越してからは「どこかに行きたい!」と言うことが少なくなりました。
理由を聞いたところ
- 広くて走り回れるから
- 床がサラサラで気持ちいいから
- 庭があるから
無垢フローリングにしたことで子供も家が好きになり、結果外出の手間と支出が減りました。
傷がつかない工夫は?
無垢フローリングは、傷はつきやすいものの修復もしやすいですが、
子供を育てていると毎日傷が増えていき、修復も間に合わないです・・・
無垢フローリングに傷を最小限にするために我が家は、スキップフロアを用意。
これが我が家のスキップフロア。
傷がつく原因の多くは物の落下であり、中でもおもちゃを落とすことが多い。
ならば遊び場を限定してしまえの精神です。
我が家はスキップフロアは畳張り。
畳張りにすることでスキップフロアへの傷も防止し、昼寝などのちょっとした休憩も取りやすい場所にしました。
水回りで無垢フローリングは大丈夫?
我が家は、トイレとバスルーム以外無垢フローリングを採用しています。
洗面所もキッチンも無垢のため、水や油の飛び跳ねが気になると思いますが・・・
我が家の結論は全く問題なし。
これが我が家のキッチンです。
水が飛び跳ねたり、油が飛び跳ねたりしていますが、シミや変形はありません。
我が家が気をつけていることはたった2点。
- 水や油が頻繁に跳ねそうな場所にはマットを敷く
- 水や油が飛び跳ねた場合はすぐ拭く
この2点を注意するだけで。綺麗な無垢のフローリングを維持できます。
まとめ
無垢フローリングはデメリットもあります。
しかし、デメリット以上のメリットも多くあります。
無垢フローリングのスベスベサラサラを経験したら元には戻れません。
それくらい気持ちいい肌触り。
傷を気にして無垢フローリングを敬遠する人もいます。
特に子供を育てている世帯は。
個人的にはそれも正しい選択だとは思います。
しかし、複層フローリングも傷がつきにくいだけで、傷は必ず発生します。
確かに住み始めた当初は傷に敏感でしたが、今は仕方ない物だと気持ちを切り替えられました。
無垢フローリングは、傷も含め経年変化も楽しめます。
傷=悪者ではないのです。
傷も家の一部と許せる心の穏やかな方は、無垢フリーリングを検討してみてはいかがでしょうか?
色々種類があますが、サンプルを取り寄せることも可能。
楽天でもサンプルが売っていますので、余ったポイントなどで買うこともおすすめします。
少しでも無垢フローリングの良さが伝われば嬉しいです。